稚拙なゲームマネジメントが招いた痛恨の敗戦 FC東京 2-4 川崎
熊本で大地震が発生しました。
このたびの震災の犠牲となり亡くなられた方々へ、謹んで哀悼の意を表します。
被害にあわなかった私は、日常生活を普段通りに営みつつ、
信頼できる募金先への募金を通じて、間接的ではありますがお役に立てるよう努めたいと思っています。
【日本赤十字社 平成28年熊本地震災害義援金】
http://www.jrc.or.jp/press/160415_004210.html
—
4月16日(土)は、FC東京が川崎フロンターレを味の素スタジアムに迎える「多摩川クラシコ」でした。
観客も3万人弱を集めた、プロモーション的にも大きな意義がある試合だったのですが・・・
2-4で負けました(がっくり)。
このクラシコのように観客が多く入った試合で勝ってくれると、リピーター獲得にもつながると思うのですが、
東京はこういう大事な試合を必ずと言っていいほど落とすネガティブな印象があります。
私もこの日は仕事仲間9名で観戦行ったのですが、やはり負けてしまうと次に繋げるのがなかなか難しいですね。
試合は、東京のネイサン・バーンズ選手が開始4分で先制し、
その後前半11分で川崎の大久保選手が同点ゴールを決めるという、慌ただしい展開で幕を開けました。
前半の東京は中盤を省略してバーンズ選手のスピードを活かす戦術でしたが、
単純とはいえ川崎のディフェンスラインはやや翻弄されていましたから、効果があったと思われます。
前半は東京がやや押し込む展開であったといえるでしょう。
同点のまま後半に入ると、後半11分にはCKから前田遼一が点で合わせる勝ち越し弾を決めます。
これで1点リード。
ところが、ここからのゲームマネジメントが稚拙なものとなってしまいました。
東京としては、もう1点を取って試合を決定的なものにしたかったのでしょう。
ただ、選手交代を含めてややチグハグな印象が拭えませんでした。
もう少しボールを保持しながら落ち着いてゲームコントロールをしても良かったのではないか、
川崎におけるパスの供給源である中盤のチェックが全体的に緩かったのではないか、
高橋秀人のようなゲーム全体を俯瞰できる選手を入れても良かったのではないか(メンバー外でしたが)、
などといった点が気になりました。
それにしても、東京はまた「勝負弱い」チームになってしまいましたね。
昨年までの粘り強い守備(とゲームマネジメント)が失われ、
かといって爆発的な得点力があるわけでもないので、
少なくとも夏頃までは、なかなか苦しいシーズンになりそうな予感がします。
リーグ戦については、2ndステージに期待でしょうか・・・。
さて、水曜日はACLです。これまた大一番です。
ここで勝てるか、それともまたズルズルとネガティブな方向にいってしまうか。
今シーズンのFC東京の行く末をはかる試金石といってよい試合かもしれませんね。