いまさら訊けない?「ふるさと納税」まとめ

 

ふるさと納税は、すっかり定着した感がありますね。

まだ経験したことがない方も、

「ふるさと納税をすると、税金が減額されるほかに、地方の特産品がもらえることもあるらしい…」

なんて聞いたことがあるかもしれません。

今回は、そんな「ふるさと納税」について、簡単にまとめてみます。

 

 

 

■概要
一般的には「ふるさと納税」といいますが、「ふるさと寄附金」のほうが適切ですね。

国税庁のサイトでは「ふるさと寄附金」としています。

 

この制度をごく簡単にいうと、

都道府県や市区町村に「ふるさと納税」として「寄附」をすると、所得税・個人住民税が減額される

という仕組みです。

 

この「一定額」について、計算方法はここでは示しませんが、これまた簡単にいうと、

寄附金のうち2千円を超える部分について、原則として所得税と個人住民税から全額を控除する

というものです。

 

例えば、3万円の「ふるさと納税」を行った場合に、所得税と住民税を合わせて2万8千円が控除されるイメージです(※)。
もちろん上限があります。

 

 

■寄附をする先は出身地でなければダメ?
「ふるさと」という文言が入っているので、なんとなく自分が生まれた地でないと「ふるさと納税」の対象にならない気がするかもしれませんが、そんなことはありません。

 

全国どこの市区町村等に対しても、この「ふるさと納税」をすることができます。

 

 

■なかなか魅力的な特産品
地方の市区町村では、この「ふるさと納税」を積極的に受け入れようとしています。

 

つまり、寄附をしてくれた人に対して特産品を贈るという形で、寄附の誘因としているわけです。
最近では、ふるさと納税でもらえる特産品をまとめたサイトなどもあります。

 

★ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」
http://www.furusato-tax.jp/

 

例えば、山形県最上郡真室川町に1万円以上5万円未満の寄附をすると、山形県産牛肉焼肉用が400gもらえます(平成26年10月29日現在)。

 

税金の減額という税制上のメリットを受けたうえで、さらにこんな特典も得ることができるのです。

 

 

■もらった特産品等は一時所得
地方に寄附を行ったら税額が減額され、さらに地方の特産品ももらえる…

 

とても「おいしい」制度ですが、ひとつ気をつけなければいけないのは、もらった特産品は所得税法上の「一時所得」に該当し、課税の対象となる点です。

 

とはいえ、一時所得には50万円の特別控除額が認められています。

そのため、例えば3万円の寄附を行って1万円程度の特産品をもらった場合などは、他に一時所得にあたるものがなければ、課税されることがありません。

 

一般家庭でふるさと納税をするのであれば、それほど多額の特産品等を受け取るわけではないでしょうから、一時所得の対象にならないことが多いとは思います。

 

★国税庁質疑応答事例
https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/shitsugi/shotoku/02/37.htm

 

 
■手続
「ふるさと納税」で税金の控除を受けるためには、確定申告が必要です。

 

市区町村等に寄附をすると、受領書がもらえます。

この受領書を添付して確定申告を行うことで、所得税・住民税ともに税額軽減のメリットを受けることができます。

 

サラリーマンの方などは、確定申告を行ったことがないかもしれませんね。

これは(他に事業所得や譲渡所得等がなければ)それほど難しいものではなく、インターネットを使ってご自身で簡単に申告することもできますし、確定申告時期には税務署で申告書の書き方を教えてもらうことも可能です。

 

★国税庁 所得税確定申告書等作成コーナー
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/kakutei.htm

 

 

■特産品争奪戦も?
長野県下伊那郡阿南町では、「ふるさと納税」1万円でお米が20kgもらえる…という大盤振る舞いを展開していました(http://www.town.anan.nagano.jp/tyosei/cat7/000447.html)。

 

 

今年はお米の値段が下がっているとはいえ、けっこうな量ですよね。

ところが、平成26年分の募集は既に終了してしまったとのことです。

 

平成27年度については、予約は現段階では受け付けていない旨がわざわざ書かれていますので(平成26年10月29日現在)、人気のあまり「ふるさと納税」が殺到したことが推察されます。

もしあなたが「ふるさと納税」を行うことをお考えで、人気のありそうな特産品を目当てにしている場合には、早めに動くのが良いのかもしれませんね。

 

 

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